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  <混合ガス(トライミクス)潜函作業とは>

 混合ガス(トライミクス)潜函作業とは、作業圧力が0.3〜0.4MPaを超える

ような大深度、高気圧下で有人作業を行うための工法です。

 

圧気潜函工事の多くは最高作業圧力が0.3MPaゲージ圧未満で実施されて
きました。潜函作業のような高気圧環境下で働く場合、私たちは、加圧、
減圧に伴う種々の健康障害、すなわち高気圧障害に罹る危険性があります。
高気圧環境下の作業に伴う危害防止と安全確保のために、厚生労働省に
より高気圧作業安全衛生規則(高圧則)その他の法規により、減圧方法を
はじめさまざまな規則が定められています。

近年地上から遠隔操作により潜函内で掘削、排土を行う掘削システムが
開発され、掘削作業の無人化が可能となりました。これらの技術開発により、
従来の有人作業では困難であった、0.4MPaを超える大深度潜函工事が
計画され、しばしば施工されるようになってきました。

 

 機械による無人掘削システムを用いれば、高気圧環境下での有人作業は
必要なくなり、高気圧障害の危険性もなくなるということになります。しかし、
現実には掘削システムの定期的な点検や整備、撤去などのために有人作業が
必要となっています。また、掘削完了後の地耐力試験においても有人作業は
必要不可欠です。こうした作業を行う場合、従来の方式では、私たちは潜函内の
空気を呼吸することになるため、空気成分の約80%を占める窒素の分圧上昇に
よる窒素酔いリスクの増大や、空気密度の増加に伴う呼吸抵抗の増大による
作業能力の低下などの問題に直面することになります。また、大深度潜函作業
では減圧時間も非常に長いものとなるため、作業効率が大幅に低下することに
なります。

 

 これらの問題を解決するためには、空気の代わりに、高い圧力下でも麻酔
作用がなく、密度が小さいヘリウムを含む呼吸ガスを使用することが効果的
です。ヘリウムと酸素の混合ガス(通称ヘリオクス)は以前から深海飽和潜水に
広く使用され、効果を発揮してきましたが、潜函作業においては非飽和潜水で
あり、かつ連日の高気圧曝露となる場合が多く、減圧時の生体への影響が
懸念されます。また、音声が歪むなどの欠点もあるため、それらを補うために、
窒素を加えたヘリウム・窒素・酸素の3種混合ガス(通称トライミクス)を使用する
ことが、作業圧力0.3〜0.8MPa程度の大深度潜函工事における有人作業には
有効かつ安全な方法となります。

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